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博士1年の柴政幸君(生物多様性研)の研究成果が論文として発表されました

本専攻の柴政幸君(生物多様性研:博士課程1年)によるモッコク科植物ヒサカキの海岸地適応様式に関する論文がJournal of Plant Studiesに掲載されました。

概要

同一種が異なる環境で同様の形態変化を示すのかといった問題を解決するために、先行研究 で行った蛇紋岩土壌とは環境の異なる海岸地においてモッコク科植物ヒサカキ (Eurya japonica Thunb.) の形態学的および解剖学的解析を行った。

解析の結果、海岸地では葉が多肉化する傾向が認められ、それには表皮細胞の高さが関与していることが明らかとなった。また気孔サイズが海岸地では減少しており、この結果は先行研究と同様の結果を示した。この同様の結果は、異なる環境における類似したストレスに呼応した結果として示されたと考えられた。

尚、本研究は科学研究費助成事業基盤研究(C)の支援の下、実施されました。

Masayuki Shiba, Tomoki Tate, Tatsuya Fukuda (2022) Leaf Adaptation of Eurya japonica Thunb. (Pentaphylacaceae) in Coastal Area. Journal of Plant Studies 11: 31-41

DOI: https://doi.org/10.5539/jps.v11n1p31

URL: https://ccsenet.org/journal/index.php/jps/article/download/0/0/47788/51290

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