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実験原子核物理研究室

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研究内容

理化学研究所や放射線医学総合研究所などの重イオンビーム加速施設で国内・国外の大学や研究機関と共同実験を行います。原子核に原子核を衝突させることで自然界に存在しない不安定な原子核を生成します。そして、不安定核ビームやそれから放出されるベータ線やガンマ線を観測することで、不安定原子核の性質を調べます。自分自身で検出器を製作したり、データ解析プログラムを開発したりすることで、世界中で誰も知らない対象の原子核の性質を解き明かします。

社会との接点

宇宙の誕生以来、不安定原子核の反応を経由して重たい元素が合成されてきました。私たちの体や地球を構成している元素が宇宙のいつ・どこで合成されたのか不安定原子核の実験によって解明し、宇宙の歴史を解き明かします。また、自然界の四つの基本的な力の一つである「強い相互作用」は原子核の中で働いていますが、完全には解明されていません。原子核の性質を詳細に調べて「強い相互作用」を完全な理解を目指します。さらに、ナノの百万倍小さなフェムトの世界での将来的なテクノロジー開発を目指します。

2022年度研究室メンバー

  • 博士後期1年:1名
  • 博士前期2年:1名
  •   学部4年:5名

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主な卒業研究テーマ

  • 自然界に存在しない不安定原子核の半径・質量・半減期などの測定
  • 重イオンビームの原子核の種類を決めるための検出器の開発
  • 原子核のベータ崩壊・ガンマ崩壊測定実験
西村太樹 准教授

西村太樹 准教授

加速器施設のビームライン

加速器施設のビームライン
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