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フィールドワークの記録

国立科学博物館附属自然教育園実習

2022年11月30日,国立科学博物館附属自然教育園(東京都港区白金台)

国立科学博物館附属自然教育園にて2年生専門科目「野外調査法及び実習(1)」を実施しました。晩秋や初冬に呈する植物の特徴を記録しました。

コロナ禍ということもあり感染対策を十分に施しての実施です。

天竜フィールド実習

2022年8月22日~24日,静岡大学農学部附属演習林(静岡県浜松市)

静岡大学農学部附属演習林(天竜フィールド)にて専門科目「日本の植生と地質」を実施しました。当日は静岡大学農学部の協力の下、本学環境学部と合同で実施しました。

今から入林する前の事前説明中です。

林内の樹木の計測を行っています。計測方法は「野外調査法及び実習(1)」で習得したはずなのに忘れてしまった学生もいました。10m×10mで区切られた区画内の樹木を全て計測し記録します。

森林内の下層植生の調査中です。尾根と谷で調査して比較を行います。

蛇紋岩地に向かう道中で植生が徐々に変化している説明中です。土壌の違いが森林構成に及ぼす影響を調査します。

森林の調査地とは別にトラップを仕掛けた結果、ネズミを捕獲することが出来ました(もちろん観察記録後に逃がしております)。ネズミ類のエサが豊富であることを示しています。

調査前に森林の調査地とは別に仕掛けたビデオに動物が写っていました。この森では多くの動物が生息しています。しかし増えすぎてしまった大型草食動物による森林へ負荷が問題にもなっています。

伊豆大島実習

2016年8月22日~27日,伊豆大島(東京都大島町)

専門科目「野外調査法及び実習(2)」の授業として、伊豆大島での野外実習が鈴木彰教授、萩谷宏准教授の引率により実施されました。参加した学生は7名です。

5日間の実習で、学生は火山島の成り立ちと、熔岩地から極相林までの遷移を学び、また水質や岩石なども調べました。台風通過のため日程を1日遅らせての実施となりましたが、天候に恵まれ、充実した実習ができました。

都立大島公園にて、極相林の構成植物を学びました。

火山噴出物の地層を採取しました。

大島の土台になっている、行者窟(ぎょうじゃのいわや)火山の熔岩流からしみ出す水を、分析用に採取しました。

地層大切断面。伊豆大島の南東部に作られた道路沿いの切り割りに、過去1万年の噴火史を記録した地層が露出しています。

三原山とカルデラ。1986年の熔岩流が黒い帯のように見えます。

カルデラ内にて、1950-51溶岩流を覆う現在の植生について解説しています。

ニュージーランドでのペンギンの行動調査

2016年8月10日~17日,オアマル,ニュージーランド

ニュージーランドのオアマルはペンギンで有名な町です。今回、本学非常勤講師の宮崎正峰さんの調査に生命科学研究室の﨡原絹子講師と学生3名が同行し、リトルペンギンの行動パターン(帰巣パターン)の調査を行いました。

帰巣するリトルペンギン

巣箱の中の仲むつまじいペンギンペア

調査風景1.ペンギンの識別番号の確認

調査風景2.ペンギンのくちばしの長さ測定

スコットランド実習

2016年5月4日~16日,スコットランド

専門科目「野外調査法及び実習(2)」の授業としてスコットランド実習が実施され、自然科学科の鈴木彰教授(生物学)
萩谷宏准教授(地学)﨡原絹子講師(化学)の引率で自然科学科3年生9名が参加しました。

この実習では、スコットランド各地の雄大な氷河地形と生態系をフィールドで観察し、また岩石や地層から数十億年に
わたる大陸の分裂や移動、衝突といった地球の変動と生物の進化を学びます。スコットランドは科学教育の先進地でもあり、
グラスゴー大学ハンテリアン博物館、英国地質調査所を訪問したほか、エディンバラ王立植物園、スコットランド国立博物館、
グラスゴーサイエンスセンターなども見学し、科学の歴史と文化を学びました。

自然科学科では国内外でのフィールド実習を毎年実施しており、ハワイ島、小笠原諸島、ガラパゴス諸島、南西諸島などでも調査を行ってきました。スコットランドでの実習は2011年に開始し、今回が5回目になります。

グラスゴー大学ハンテリアン博物館の動物学展示

19世紀の学名記載に使われた模式標本を職員に見せてもらう

アラン島にて石炭紀の節足動物の足跡化石を写し取る作業

石炭の地層の下から幅30cmもの巨大な節足動物の足跡が2m分とれました

エディンバラ市内ホーリールード公園内にある火山の岩山
「アーサー王の椅子」黄色は満開のハリエニシダの花

マグマが地層に貫入していることを18世紀に
「地質学の父」ハットンが示した露頭前にて。
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