教員 | 特任准教授 五十嵐美樹 いがらしみき |
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研究内容 | STEM教育・科学コミュニケーション教材開発や評価を中心とした研究 |
社会との接点 | 科学と社会との関係について理解を深め、表現する方法を開発し実社会で応用する |
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研究内容
国際教育到達度評価学会(IEA)が行う小・中学生を対象とした国際比較教育調査であるTIMSSの結果によると、日本は小学生および中学生の理科の点数は国際的に見ても上位に位置するものの、中学生になると「理科は楽しい」「理科は役に立つ」と答える学生の割合は国際平均を下回ります。また、STEM(S:Science, T:Technology, E:Engineering, M:Mathematics)に進学する女性の割合は、日本はOECD諸国のなかでもワースト1位です。こうした“理科離れ”が叫ばれてきた中で、環境に関係なく科学に触れるきっかけを創り、その手法を評価していくことによって本課題の一助となることを目指して研究を行っています。さらに、昨今の科学技術の進歩が社会に与える影響について考察したうえで、産官学で連携しながら、科学を表現するための教材開発・実践・評価を行っています。
社会との接点
科学実験教室やサイエンスショーなどの科学を伝えるためのプログラムを実践する場を設けたり、メディアを通じて社会に向けた情報発信をしたりすることから得た知見を考察しています。海外の大学とも連携し、グローバルな視点を持って仮説に基づいた実践を行い、評価していくことを目指しています。科学と社会の架け橋となり、社会に貢献する人財育成を行っています。