7月26日(金-休校日)に、世田谷区教育総合センター主催の行事として、小中学生対象の「地層と鉱物の観察から地球の変動を学ぼう」が、本学6号館化学実験室で実施されました。小学5年生から中学2年生までの19名が参加しました。
授業では、まず教室で、東京の土地をつくる台地と低地の違いを学んだあと、実際に等々力渓谷の地層を観察するため、徒歩で等々力不動尊の不動滝に移動し、台地の断面の地層を観察しました。近所の古墳や丸子川なども観察しながら大学に戻り、等々力渓谷の地層で観察できる、6.6万年前の箱根火山の噴出物や、1-4万年前の立川ロームなどを水洗いして、火山灰鉱物を取り出しました。実体顕微鏡を用いて、マグマの中で成長したきれいな輝石やかんらん石、斜長石、磁鉄鉱といった鉱物を観察しました。顕微鏡で見た鉱物は宝石のように輝いていて、参加者にはたいへん好評でした。