本専攻の生物多様性研究室の石井知希さん(修士課程2年)が第21回日本海岸林学会(仙台)にて発表しました。
海流散布種子植物ハマナタマメの北限に関する生態学的研究
演者:石井知希(生物多様性研:修士課程2年)、柴政幸、福田達哉
要旨:海岸林の林縁および海岸線沿いに生育するマメ科植物のハマナタマメ (Canavalia lineata (Thunb.) DC.) の太平洋側北限集団の生態学的分化に関する解析を行うために、千葉県集団に加え、淡路島集団と高知県集団を用いて比較解析を行った。
その結果、種子浮遊能力や発芽適温、そして休眠に対する温度の影響は北限集団とその他の集団で有意な違いが見られなかった。この植物の種子は1ヶ月以上も浮遊し、かつ発芽能力も低下しないことから、